他責

自分が間違っていないと思うあまり、他人が思うように動いてくれないと不満がつのる。

誰しもあることなんだろうが、その感情は自分にものすごくダメージを与える。

誰に当たることも愚痴ることもできずに、悶々と考え、心が淀む。

それが心底辛い。

白黒つけたがったり、完璧主義的なところがあるのは自分でわかっているが、

どうも心で解消できない。

感情を吐き出すために、ノートに書き綴るが、堂々巡り。

自分は自分自身でコントロールしようと思えばできることだが、他人をコントロールはできない。

そもそもコントロールしようとすることが間違い。自分も他人も。

大人なのだから、社会において自分をある程度コントロールすることは必要なスキルだと思うが、

感情を完璧にコントロールできる人なんていないんじゃないか。

そもそも、世の中はグレーや50%60%のことが多くて、

自分が目指す白黒、完璧にと思っていることなどはほぼ存在しない。

善人にも悪意はあるし、意地悪に見える人も、家族には優しいかもしれない。

自分だって、正しいと思っていることは本当に正しいか、わかっていないじゃないか。

あるのは正しいと思う自分のこだわりであって、世の中的には正しくはないのかもしれない。

他人に憤っているときは、そういう独自のこだわりが通じないときに他人をコントロールできない、

あまりに子供じみた感情のようだ。

不満がつのっているときは、他責になっていて、

自分に目を向けられていないことがある。

自責になれということじゃない。

コントロールできもしない他人に目を向け、自分の心にダメージを与えている自分のこだわりを、

一度見直すことが必要のように思う。

前述したように他人もコントロールできないが、自分の心もコントロールはなかなかできない。

だから、今日も今日とて堂々巡りだ。